アメリカと日本の国家予算の決め方の違い
日本では通常国会で平成30年度予算が審議されています。
日本では、予算案は内閣が国会に提出して審議されます。
アメリカでは、政府は議会に予算案を提出する事はできません。議会が一から予算を作ります。立法と行政が徹底して分離されているわけです。
では政府は何もしないかというとそうではなくて、大統領が「予算教書演説」を議会で行って、政府の方針を議会に伝えます。
ちなみに、大統領は議会から招待されないと議会には出席できません。日本みたいに何かあると首相を呼び出す国会とは違います。
なお、日本の国会には予算案提出権はありませんが、修正することはできます。
残念ながら、日本の国会では野党が散々政府案を批判した末に政府案が通るというのが通例です。