ある地方公務員の「遺言」

定年が見えてきたある地方公務員がチラシの裏に書きなぐるブログ

決裁文書

財務省の決裁文書の書き換えで大騒ぎになっています。

書き換えの内容などは他でたくさん取り上げられていますので、こちらは決裁文書そのものを取り上げようと思います。

どこの公的組織でも、何らかのアクションを起こすとき、例えば事業をする、お金を払う、契約をするなどのときには文書で意思決定をします。

文書には行う内容のほか経緯、課題や比較検討などを書いて、組織として決めるわけです。

 

誰が最終的に決定するかですが、基本的には組織のトップです。都道府県なら知事、市町村なら市町村長ですがすべての案件をトップが決めていたら膨大過ぎて大変なので、内容の軽重に応じて部長、課長のように決定権限が下位に任されています。

そして、その決定権者に至るまでに複数の職員の目が通され手を入れられます。書き直しもしばしばです。

文書の呼び方としては決裁、決定書、伺いなど様々です。

 

役所に入って最初に覚える仕事と言ってもいいでしょう。