ある地方公務員の「遺言」

定年が見えてきたある地方公務員がチラシの裏に書きなぐるブログ

三割自治その2

自治体の独自収入は事業規模に比べてとてもお寒い状況であることを書きました。

だから、収入の範囲内で自治体を運営しようと思えば、義務的な費用にも事欠くことにもなりかねません。

そこで、各自治体は国に予算のお願いをする事になります。

 

毎年、国の予算時期になりますと、自治体幹部が霞ヶ関詣でをします。

このとき、こっちが上級幹部だから国も上の方の人が相手してくれるかと思うとさにあらず、大体が係長、よくて課長補佐クラスが相手することになっています。

たまたまそこにいれば課長クラスの人が出てきてくれたりもしますが、名刺交換くらいでさっさと引っ込んでしまいます。

忙しいから、色々な自治体の予算のお願いなんかにいちいち付き合っていられないというわけです。

そういう扱いをされても、毎年詣でるわけです。

これで、国と自治体は同格だと言われてもねえ。